一般内科、一般外科、肛門外科、消化器内科、消化器外科、整形外科、リハビリテーション科、放射線科
当院はNCD「National Clinical Database」にデータ登録しています。登録データは、国内の医療現状を把握し患者さんにより適切な医療を提供するために利用されます。患者様個人が特定されるような情報は開示しません。詳しくは一般社団法人NCDのホームページもご覧ください。
Q | 打撲、捻挫、骨折は外科でいいのでしょうか? |
A | 専門科は整形外科になりますが、単純な骨折や捻挫であれば当院で治療を受けられる患者様も多くおられます。より専門的な治療が必要と判断した場合は、近隣整形外科医院や基幹病院へ紹介させていただいております。 |
Q | 右下腹部が痛いのですが盲腸(虫垂炎)ですか? |
A | 断定はできませんが、可能性はありますので早めの受診をお勧めします。鑑別診断としては急性腸炎、大腸憩室炎、右尿管結石、腸間膜リンパ節炎、右付属器炎(女性)などがあります。 |
Q | 子供が顔に怪我をしました。傷は残りますか? |
A | 怪我の深さ、大きさにもよりますが多少の痕はのこることがあります。ただ受傷後すぐに適切な治療を受ければ傷痕もより目立たなくなります。早期の治療が大事です。 |
Q | おしりから出血があります。痔でしょうか? |
A | 痔から出血することも多いのですが、肛門癌や直腸癌から出血していることもあります。場合によってはもっと奥の腸から出血していることもあり、精密検査を要することもあります。痔と思い込むのは危険です。 |
Q | おしりの悩みは他人に相談しづらいのですが… |
A | 肛門疾患で受診された患者様は「恥ずかしい」と感じておられる方が多いですが、受診・治療されたあとは一様に「もっと早くくればよかった」とおっしゃいます。中には40年近く我慢していたとおっしゃる方もいます。しかし、当院への受診のきっかけを聞きますと、60-70%の方が「知人から教えてもらった」となっており身近な方には相談していることが多いようです。ただ、排泄は毎日のことですのでその悩みはみな切実です。中には痔だと思い込んでいたが悪性腫瘍が隠れていたということもありますので、あまり我慢せず早めの受診をお勧めします。当院は静かな住宅街にあるので受診しやすかったとおっしゃる患者様もおられます。 |
Q | 女医さんの診察はうけられますか? |
A | 当院の常勤は男性医師のみとなっております。非常勤でも女性医師の診察担当はございません。受付担当および外来・入院看護師は全員女性スタッフで対応しております。 |
Q | おしりの悩みで受診する若い患者さんもいますか? |
A | 肛門疾患は10代~80代と全世代にみられますが、当院のデータでは30代が最も多く比較的お若い患者様が多い疾患です。当院での「来院患者様の傾向」もご参照ください。 |
Q | たいした症状ではないのですがおしりで気になることがあります。診ていただけるのでしょうか? |
A | 受診の症状は「肛門痛、出血、脱出」などが多いですが、「違和感」、「すこし痒い」程度のものまで様々です。必ずしも訴えが少ない=軽症ではありません。「気になる」は受診するに十分な症状と考えます。 また女性に多いですが、目立った症状はなくとも「美容的に気になる、悩んでいる」との相談も多くいただきます。 |
Q | おしりが急に痛くなってなにかしこりがあります。なにが起こったのでしょうか? |
A | 「血栓性外痔核」とよばれる病態であることが多いです。外痔核の中で出血し急に腫れて疼痛を呈します。簡単な処置で症状が劇的に改善することも多いので早めの受診をお勧めします。 |
Q | おしりの手術は入院が必要ですか? |
A | お仕事が忙しい、子供がまだ小さいなど入院が困難な患者様も多数おられます。当院では現在腰椎麻酔もしくは仙骨硬膜外麻酔による日帰り手術を基本としています。入院による治療が必要な方は個別に対応しております。日帰りではありますが、当院は有床診療所であり「当日入院」となります。ご加入の任意保険で入院が必要となっている場合も「入院治療」となりますのでご安心ください。 |
Q | 手術は痛いですか? また手術後は痛いですか? |
A | 麻酔が十分効いてから行いますので術中は基本的に無痛です。術後の疼痛は個人差がありますが、「思ったほど痛くない」とおっしゃる方が多いです。男性、若年者は比較的疼痛に弱い印象があります。10人に1人ぐらいの割合でほとんど痛くないと言われる方もおられますが、高齢女性に多い印象があります。 |
Q | 手術にかかる費用はいくらぐらいですか? |
A | 費用についてはこちらをご確認ください。 |
Q | 術後、排便は可能ですか? |
A | 術後は便が固まることと貯まることは創部に負担がかかりますので、柔らかい便を毎日少量ずつでも出すことを心がけ、便を柔らかくする薬と下剤を寝る前に内服して頂きます。排便時すこし傷みはありますが、翌日から排便可能です。排便で傷口が裂けるようなイメージをお持ちの方が多いですが、少し出血することはあっても裂けたりすることはありません。 |
Q | 仕事はいつごろ復帰できますか? |
A | 痛みが強い場合は無理をしないことをお勧めしていますが、おしりに負担がかからないお仕事であれば翌日からでも可能と考えます。強くいきむ動作が入るようなお仕事やバイク、自転車を利用するようなお仕事の場合は2週間程度の安静が望ましいと考えます。 |
Q | 術後はすぐに普通の生活ができますか? |
A | 退院後はおしりのケアを行って頂きますが、基本的にはすぐ術前の生活に戻ることが可能です。おしりのケアの方法は治療後に患者様やご家族様に直接ご説明いたします。退院後も通院加療が必要です。 |
Q | お尻の診察はどのような体勢で行いますか?また手術はどのような体勢で行いますか? |
A | 診察、手術体勢は基本的には図のような体勢で行います。 |
Q | ジオン注射(ALTA療法)はだれでもできますか? |
A | 痔核(いぼ痔)の中でも内痔核に適応があり、外痔核には適応がありません(射ってはいけません)。よって診察させていただいた上で適応があるかどうかを判断しています。最近は切除せざるを得ない部分だけなるべく小さく切除して、内痔核部分にはジオン注射を併用することで術後の痛みや合併症を軽減するよう努めています。また、透析中の方、妊婦、授乳婦への投与の安全性は確立されていません。 |
診察体位
手術体位
ジオン体位
Q | 胃カメラ検査は受けられますか?オエッとなりませんか? |
A | 当院では経鼻のカメラを導入しておりますので咽頭反射(オエッとなる反応)は軽度です。十分な鼻と喉の麻酔を行いますが、鼻の麻酔は少ししみるような痛みがあります。経鼻も可能な細径のカメラですが口からの観察も可能です。口から行う場合は検査を受けられるかた全員に静脈麻酔を併用するため、半分眠っている間に検査が終わります。 |
Q | 大腸カメラ検査は受けられますか? |
A | 当院では大腸カメラは基幹病院と連携して行っております。必要と判断されました患者様には、ご都合を確認したうえで基幹病院での検査予約を患者様に代わってお取りいたします。わずらわしい手続きはございません。 |
Q | ピロリ菌検査はできますか? |
A | 当院では「尿素呼気試験」を実施しております。吐いた息をすこし採取するだけの簡単で苦痛のない方法です。その他、胃カメラ検査時にも同時にピロリ菌検査(組織検査)が可能です。 |
Q | ピロリ菌の除菌治療はできますか? |
A | 当院では除菌治療を行っています。ただし現在除菌治療が保険治療としてできるのは(1)胃潰瘍、(2)十二指腸潰瘍、(3)胃MALTリンパ腫、(4)突発性血小板減少性紫斑病、(5)早期胃癌ESD(内視鏡的切除)、(6)ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎(内視鏡的確認要)の患者様に限られています。保険適応がない場合は自費での除菌治療も可能です。除菌は不成功に終わる場合もあります。 |
Q | 大腸CTは大腸カメラと同じと考えていいですか? |
A | 大腸CTはCT画像をもとに3D画像を作っているのに対して、大腸カメラは直接の観察画像です。よって質的な診断能は大腸カメラには及びませんが、病変があるかどうかの存在診断は5mmのポリープから可能であり非常に精度が高いと考えます。また大腸カメラは病変を見つけた際、生検(細胞を採取する)検査が可能ですが大腸CTではできません。 |
Q | 大腸CTは保険適応ですか? |
A | 「大腸腫瘍(癌)」の保険病名があれば保険適応です。大腸腫瘍を鑑別する必要がある患者様は保険診療で検査を行っております。ただ検査食は保険適応外ですので、患者様にご負担いただいております。 保険適用がされない場合は自費での検査も行っております。 |
<大腸CT検査費用概算>
予約時 | 検査日 | 合計 | |
---|---|---|---|
1割 | 約5200円 | 約2300円 | 約7500円 |
2割 | 約5800円 | 約4500円 | 約10300円 |
3割 | 約6500円 | 約6500円 | 約13000円 |
予約時の費用には、保険外分として
● 検査用特別食 3000円
Q | 大腸CTは大腸カメラのように苦しいですか? |
A | 大腸カメラに比べると非常に楽であるとおっしゃる患者様が大半です。前処置として大腸カメラのように大量の腸管洗浄液を飲まずに済むことも検査が楽と言われる所以です。 検査中、約1/3の方が多少の腹痛を自覚しています。その他は、腹満感や軽度の嘔気を訴える方もいます。まったく苦しくないという患者様も多いです。 |
Q | 大腸CTはどんな人でもできますか? |
A | 添付文書上は危険性の高い大腸憩室症(多発憩室、憩室炎の既往など)や巨大結腸症と診断されている方は適応外とされています。 またCT撮影ですので、撮影中静止不能な方は適切な画像が撮影できない可能性があります。 |