一般内科、一般外科、肛門外科、消化器内科、消化器外科、整形外科、リハビリテーション科、放射線科
当院はNCD「National Clinical Database」にデータ登録しています。登録データは、国内の医療現状を把握し患者さんにより適切な医療を提供するために利用されます。患者様個人が特定されるような情報は開示しません。詳しくは一般社団法人NCDのホームページもご覧ください。
当院では日本皮膚科学会 「男性型脱毛症治療ガイドライン」に則り内服治療薬を処方しております。
院長からひとこと☝
私自身がAGA治療を行っております。きっかけは小学生の娘の一言「ハゲたら参観日に来たらあかん!」
そもそも髪の減る原因は髪の成長期の短縮による軟毛化と過度の脱毛。内服治療はそのヘアサイクルを改善する最も理にかなった脱毛予防と言えます。髪にいいとされるシャンプー、育毛剤、ヘアエステ等々ありますがどれも高額で効果は期待はずれなことも多くなかなか続けられません。内服治療は私自身最も効果を感じている治療だからこそ、患者様には続けていただけるようなるべくリーズナブルに提供していきたいと思っております。
受診が恥ずかしいと感じている方もいらっしゃるようですが、皆さん一様に「はやく来ておけばよかった」とおっしゃいます。男性型脱毛症は病院で治療するものですので、普通の受診と同じ感覚でご来院ください。初診時の問診票には「AGA」とだけ簡単に書いていただければ大丈夫です。
AGA内服薬治療は20歳以上の方が対象です。未成年への投与は安全性が確立されていません。
初めて内服する方には1か月分処方とし、内服開始後に副作用がないことを確認できましたらご希望に応じて最長3ヶ月分を処方しております。
・フィナステリド(先発品名:プロペシア®)1㎎ | 28錠 | 5100円 |
・ザガーロ®(薬品名:デュタステリド)0.5㎎ ・デュタステリド(ザガーロ®のジェネリック)0.5㎎ ・ミノアップ5%(リアップX5®のジェネリック、薬品名5%ミノキシジル) | 30錠 30錠 60ml | 9850円 7000円 5000円 |
Q | 薬は何を基準に選べばいいの? |
A | 男性型脱毛症治療ガイドラインによると発毛に関して医学的根拠が高いものはフィナステリド(プロペシア®)、デュタステリド(ザガーロ®)、ミノキシジル外用(リアップ®)、となります。 |
Q | 内服と外用どう使い分けたらいいの? |
A | 最も効果的な治療は内服治療と考えますので、基本は内服治療をお勧めしています。内服治療は前頭部(生え際)に比して頭頂部(てっぺん)により効果的とされるため、前頭部へのさらなる効果を期待する方にはミノキシジル外用の併用をお勧めしています。また、内服治療で継続困難な副作用がみられる方にも外用治療をお勧めします。 |
Q | 副作用はありますか? |
A | 頻度の高いといわれている副作用は勃起不全、性欲減退、射精障害などの男性機能障害と言われていますが出現頻度は1%未満といわれています。 その他、特に注意が必要な副作用として肝機能障害がみられます。当院としては一番頻度が高い印象です。 肝障害は症状が出ないことが多いので当院では内服一か月の段階で血液検査を行い副作用の有無を確認しています。肝障害がみられる方は内服中止を要します。ウェブ診療などで薬を購入している方は内服後の血液検査などは行われていないことが多いですが、必ず血液検査を受けることをお勧めします。 その他、副作用ではありませんがAGA治療薬はホルモン動態的に前立腺を縮小させる効果があり、実際前立腺の病気でも使用されます。前立腺がんのがんマーカーであるPSAを低下させるため、内服中は実際のPSA値より低い値になります。そのため前立腺がんの人がAGA治療薬を内服するとPSAの値とがんの状態が相関しない状況ができ、がんの発見に支障をきたす可能性があります。 当院で処方する場合は初診時に副作用についてさらに詳しく説明いたします。 |
「専門医が語る 毛髪科学最前線」 板見 智 著
2009年に出版された男性型脱毛症治療の第一人者、板見智先生(大阪大学医学部皮膚科学教室)の著書で、院長の毛髪治療知識のバイブルです。
髪の毛の基礎知識、世間に浸透している薄毛治療の詳細や効果、髪の毛にまつわる迷信の真偽を科学的根拠に基づいて面白く解説してくれています。